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電気電子工学科学科長あいさつ

電気電子工学科長 教授 村本 裕二

電気電子工学科長
教授 村本 裕二

平素より電気会の皆様方には、大変お世話になっております。コロナ禍が思いのほか長く続いており大変なことと存じます。

2022年(令和4年)4月より学科長を拝命しました。1995年3月に豊橋技術科学大学で学位(博士)取得後、同年4月に豊橋技術科学大学助手、2004年4年より理工学部電気電子工学科講師として採用され、それから19年間勤続しています。採用当時は本学科では最年少であり、清水教之先生の研究室(2号館地階01室)への所属となりました。現在では、その当時の先生方の多くが定年退官等でいなくなり、いつの間にか本学科の在職期間では、上から4番目の古株になりました。研究は、豊橋技科大所属時からの研究テーマを継続し、誘電絶縁分野に関する研究をしております。また本学に所属より新しい研究分野を立ち上げるということで「エネルギー環境材料工学」なるテーマでいろいろと試みました。現在では、誘電絶縁関係、パルス殺菌、植物成長およびEDLCなど「エネルギー」「環境」「材料」のキーワードに合えば貪欲に研究を立ち上げております。中には途中で立ち消えになったものも多々ありますが、院生および卒研生が興味あることを優先してそのテーマを研究しています。

電気電子工学科も私が来た当時より、研究分野も幅広くなりました。また学生の気質も変わりつつあります。コロナ禍にて益々学生への対応、配慮が必要となっております。時代は変わりつつも我々は、教育・研究に邁進しなければいけません。本学としては、コロナ禍ではありますが可能な限り対面での講義を実施しております。さらに体調不良者の教育フォローをするために講義録画システムも構築され、昨年度より講義等をリモートで公開もしております(教員裁量)。2020年に研究実験棟Ⅲ(電気電子工学科)、2022年3月に研究実験棟Ⅳ(機械系学科)が竣工しました。今後は2号館、3号館の跡地に全学共用棟新築((アリーナ)、2025年7月建設予定:2022年3月9日、本学HPにてhttps://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_27039.html)を作る予定です。昭和41年に建てられた2号館も数年後にはなくなる予定です。

本学科の教育は、アドミッションポリシーに従い入学させ、カリキュラムポリシーにより教育し、デュプロマポリシーにより学位授与をし、アセスメントポリシーにて学修成果の評価をしています(詳細は、https://www.meijo-u.ac.jp/academics/sci_tech/electrical/を参照)。簡単に書くと教養教育(人文・社会科学、語学、体育等)と専門教育(数学、物理学、化学、技術者倫理等の理工学の共通科目と電気回路、電子回路、電気磁気学、プログラミング等)および演習・実験等の履修を通して、電気電子工学の知識と、それらを活用して、社会での問題を発見し、解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を身につける。さらに演習・実験での集団討論や卒業研究での担当教員との討論、プレゼンテーション、さらにキャリア教育での多様な活動等を通して、主体的に学び続け、学んだことを分かち合い、多様な人々と協力して、電気電子工学科が重視する理工系の科学・技術を用いて社会貢献する意欲を身につけ、社会に貢献できる人材の輩出を目指しています。

電気会の皆様には、卒研中間発表会や卒業論文・修士論文公聴会へのご臨席、ならびに、大学の質保証に係る外部評価を担って頂くなど数々のご指導・ご支援を賜り感謝いたします。

最後にコロナ禍にてこれまで実施されていたことができなくなり、教職員間の懇親会、研究室でのコンパおよび電気会との交流もできなくなっております。ニューノーマルに慣れるよりも数年前(コロナ禍前)までの通常に戻れるように心より願っております。コロナ禍は、これまで不要なものも多々あったと気が付かせたとも感じており、新しい時代の新しい慣習を受け入れることも必要なのかもしれません。今後ともよろしくお願いいたします。

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