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2021年度電気電子工学科卒業研究中間発表会

日時 2021年9月3日(金)、4日(土) 9:30~17:.00
場所 名城大学 天白キャンパス 研究実験棟Ⅲ 地下および2階

電気会は、2016年度から、名城大学理工学部電気電子工学科との共催により、卒業研究中間発表会を実施しています。その目的は、以下の通りです。

  • ① 学生に電気会への理解を深めていただくこと。
  • ② 社会人(ビジネス)の立場から研究内容を評価し、学生に対して指導を行うこと。
  • ③ 電気会が大学の研究内容に対し、より理解を深めること。

今年度も学部4年生および修士2年生の学生が発表を行いました。発表方法は、ポスターセッションの形式です。このうち、電気会が審査を行うのは学部4年生です。

今年度は、新型コロナウィルス感染症対策を昨年度よりさらに強化して行われました。3密になることを避けるため、発表者を12のグループに分け、2日間で発表しました。また、発表者間の距離を十分とり、聴講者は2名でと制限しました。

研究内容は、電力系統、太陽光発電、ロボット制御、可視光通信、レーザ応用、電波応用、機械学習、殺菌処理等々、電気電子技術を核として、その応用分野は極めて多岐に渡る幅広い内容であり、いずれも大変興味深いものでした。

今年度も新型コロナウィルス感染症拡大による緊急事態宣言の影響により、卒業研究の進捗は遅れていたようです。このため、多くの学生は、まだ卒業研究に必要な実験が進められていない状況でした。したがって、この点については割り引いて評価を行いました。

発表に対する全体的な評価は、とても高いという印象を持ちました。ポスターの書き方、発表の仕方、研究内容への理解、質問への対応などの平均レベルは高く、教員の皆さまの日頃の指導に対し、敬意を評したいと思います。

12の発表グループの中から、電気会にて最も優秀な学生を計6名選定しました。これらの学生は、いずれも大変熱意のあるプレゼンテーションを行い、わかりやすく説明されていました。また、質問に対しても的確に、自信をもって回答していました。今年度も、新型コロナウィルス感染症の影響により、懇親会を自粛しましたので、賞品の図書券は後日、先生方からお渡しいただくようにしました。

卒業研究の中間時点において、社会人からこのような評価を受けることは大変意義のあることだと思います。学生・大学院生は大変勉強になったのではないでしょうか。卒業研究を行うことで、企画力、問題解決力、文章力、プレゼンテーション力など、様々な仕事で役立つ総合的な力が養われると思います。学生の皆さまは、一生懸命、これに取り組んでいただきたいと思います。

電気会会長賞受賞者

川本凌(村本・村上研究室) 「電気二重層キャパシタの静電容量に及ぼす電解液の粘度影響」
森田龍(益田研究室) 「発電機・蓄電池による需給計画・運用を考慮した 周波数解析に関する研究」
喜村柚希乃(熊谷研究室) 「培養細胞へ誘電体薄板越しに照射したプラズマが与える影響の解析」
梶野晃弘(平松・竹田研究室) 「大気圧プラズマCVD法によるグラフェン成膜中のC2ラジカルの分光計測」
若菜文佳(内田研究室) 「スパッタ成膜距離がLiイオン電池Ge負極特性に及ぼす影響」
山本 ヒロミ アルウィ(伊藤研究室) 「ラジカル処理溶液中活性種の時空間分布測定」

審査員:岩田和久、常田勝男、伊藤公一

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